工法紹介Industrial Method

OMR/A工法

【施工概要】

リバースサーキュレーションドリル機に拡底ビットを装着して油圧機構により杭先端を拡大掘削（拡底）する工法。
杭先端を拡大することで高い杭先端支持力を得ることができます。同じ杭先端面積のストレートの杭と比較して、杭軸部を細くできるため、工期短縮、コンクリートや掘削残土の量を低減することができます。アースドリル工法やオールケーシング工法などで軸部を掘削するなど、他工法との組み合わせも可能です。

【施工順序】

【特徴】

1. 軸部の掘削や孔壁の保持が困難な場合は、オールケーシング工法など、他工法との組み合わせで可能です。
2. 拡底機構は、12°の角度に固定したガイドに沿って拡大翼を押し下げる単純な構造なので、マッドケーキ（不透水膜）を乱すことなく、確実に所定の形状に拡底できます。
3. 排土管が回転運動と往復運動によって、底部全面に移動しますので、掘りくずやスライムを完全に除去できます。

※留意点：
拡大掘削する杭先端地盤が玉石や岩などで通常のリバースサーキュレーションドリル工法で掘削できない場合や、その孔壁が泥水で自立できない条件では不可です。