工法紹介Industrial Method

先端翼付き回転貫入鋼管杭(つばさ杭)

【施工概要】

つばさ杭工法は、鋼管杭の先端に、回転貫入を容易にする翼を設けており、この翼が大きな先端支持力を得る役割を果たしています。
耐震性能が優れた鋼管杭に、大きな先端支持力によるコスト低減と、無排土施工による環境対策が加わった理想的な基礎杭です。
三点式杭打ち機使用(鋼管径∮114.3~700)の場合と、全周回転機使用(鋼管径∮500~1200)の場合があります。
先端は開端と閉端の二種類があります。

【施工順序~三点式杭打ち機~】

【施工順序~全周回転機~】

【特徴】

  • 1. 無排土施工で残土処理不要です。
  • 2. 地下水汚染もなく、被圧水がある場合も対応可能です。
  • 3. 低騒音・低振動施工で、市街地でも施工可能です。
  • 4. 逆回転で引き抜きが可能です。
  • 5. 鋼管内が空洞で、残土投入可能、また地熱利用も可能です。

※留意点:
特に全周回転機で施工する場合、機械のトルクが大きいので、鋼管板厚に応じたトルク制限が必要です。

【支持層の確認方法】

ボーリング調査地点に最も近い杭を試験杭として施工し、施工結果から硬さ指標「K」が変化した深度を支持層上端と判断し、管理指標値として設定します。